ラップ初心者の方の中には歌っていて「音程が分からない」という人を多く見かけます。
ここでまず疑問が浮かぶと思うのですが、そもそもラップって音程はあるの?(もしくは必要なの?)
というところです。
ありきたりではありますが、ここでwikiを引用してみます。
ラップは、メロディをあまり必要とせず、似た言葉や語尾が同じ言葉を繰り返す、韻(ライム)を踏むのが特徴的で、口語に近い抑揚をつけて発声する。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97
wikiが正しい、正しくないは別として、、
基本的にラップはある意味特殊な発声方法です。
では
ラップの音程はどこで取るのか?
音程というのはよく聞く言葉ですが、ラップでは歌いまわしのことを「フロー」と呼びます。
結果的にメロディーをつけている曲も多いですが、通常はこのフローがラップでいうところの”音程”だと認識しても良いかと思います。
メロディーのあるラップの曲であれば、それがそのまま音程となるので、普通の歌を歌うのと大きな差はありません。
しかし、ラップで音程が取れないと感じる人は実際にいる。。
ということは、つまり、、、
メロディーの少なめなラップの場合はどうしたらいいの?
というのが、主な疑問点だと個人的には思っています。
ここで、重要になってくるのが前述したラップでいう音程にあたる「フロー」です。
メロディーとフローは似て非なるもの
メロディーもフローも同じような意味合いではありますが、フローはあくまでも”ラップの個性”です。
歌にも当然個性はありますし、声質によって聞こえ方も変わってきます。
ラップのフローはそんな歌いまわしのもっと濃い部分だと解釈してみて下さい。
同じ歌詞を同じビートでやったとしてもその人の持っている声の個性がそのままフローになります。
もちろん、ほとんどの人は「こんな風にラップしたい!!」というところから入るので、
メロディーのないラップをカッコよく歌う近道は、歌っているアーティストのフローを真似てみるのも1つです。
当然、HIPHOPの文化はオリジナリティや独特さが最も重要視される世界なのでモノマネと叩かれることもあるかもしれませんが、
今有名なアーティストであっても昔は自分が憧れる人のラップを真似したことがきっとあるはず…
(あくまでも妄想w)
あとは、声そのものに特徴があったりすればそれは大きな武器になるので、フローを真似するよりも特徴を消さないでラップをするとカッコよくなると思います。
で、音程はどうやって取ったらいいの?ということなのですが、答えは至って簡単。
音程よりも抑揚に注目する
メロディーの少ないラップで音程を取るには、まず、リリックのどの部分に抑揚が付いているのかを聴いてみましょう。
再度確認ですが、ラップ自体は基本的にメロディを必要としません。(ビートは別ですが)
よくあるパターンであればいわゆる韻を踏んでいるポイントで抑揚が付いていることが多いので、メロディーの少ないラップが難しいと感じた場合、まずは曲を聴きながらどこで韻を踏んでいるか、抑揚を付けているのかを探してみましょう。
注意点としては、この練習方法はあくまでもカラオケラップだということ。
オリジナル曲となってくるとまた話は変わってくるので、クラブに行ってステージに上がっているラッパーさんにでも聞いてみましょうw
都内であればフリースタイルダンジョンで有名になったACEなどが主催しているラップ教室なんかもありますし、大きな街であればサイファーなどをやっているところもあると思います。
ミドルシニア世代にはその感性が理解出来ない。