自然と韻の踏み方が分かるラップ歌詞の読み解き方

ワサップ。

さて、今回はラップの歌詞(Lyric)に関しての基本的なポイントを紹介してみようと思うよー。

まずはタイトルにもあるように最もポピュラーな韻、すなわち日本語ラップで使われている韻文の構成について。

ぶっちゃけ2017年現在のシーンだけで言えば韻の踏み方もホントに無数に枝分かれしているし、管理人の俺個人的にも韻だけがラップの全てだとは思ってないです。

これを掘り下げると、「そもそも何のために韻を踏むのか?」っていう話にはなるんだけど、もしラップにおける韻が全く分からない人には多少なりとも理解してもらえると思います。はい。

そもそも韻はどこから来た?

これは自分で書いててハッキリ言えるんだけど、正確な時代背景までは正直分からないw

というのも、日本語ラップにおいて主に今の押韻しながらラップしていくというスタイルを確立したのはほぼ間違いなくキングギドラです。

もちろんアルバム「空からの力」ね。このアルバムではとにかく”日本語だけ”でもラップ出来るんだぜ!っていう何というか1つの証明みたいな事がされていたりします。

主に使われているのは体言止めや倒置法で、言葉を入れ替えて成り立たせるという方法。

飛行物体 未確認 もうきているぞ 近くに

未確認=母音がイアウイ(ン)

近くに=母音がイアウイ

日本語で英語と同じような韻の踏み方が一番分かりやすく表現されてますね。

日本語ラップで使われる韻の踏み方

上で紹介したように日本語のラップ歌詞では発音を合わせてライムするために母音を合わせて韻を踏んでます。

あかさたなはまやらわをん

どの日本語をとってもローマ字で発音を表記すると残るのはaiueoと(n)と最大でも6つになる。

例えば「家族」を分解するとkazokuで母音はあ、お、うになってます。

すなわち、韻を踏む為にはあ、お、うが母音に来る言葉を選んでいけば良いことになります。

「守る」「囲む」「サドル」「過酷」「なぞる」「遊ぶ」「魔力」

きっちり合わせるとこういう感じです。

で、これを崩すパターンも最近では結構多いですね。

ちょっと崩しても韻は成立する

ちょっと崩してもというのは、最後の母音は発音によっては韻が成立するという意味です。

例えば

「ラップゲーム」の母音は あ、(あ)、う、え、え、う

で、ちょっと崩して「”あぶね”ー」とかね。

こういう感じで韻を踏む場合は、発音する時に「らっぷげー”む”」と最後のむの部分を弱める。

すなわち英語っぽくする感じですね。「”ラップゲ”ー(ム)」

””で挟んだ部分を強調すると文章では韻は踏めていないように見えるけど、音としては成立してます。

他にも「アップデート」とか横文字だと使われやすいかな。

ラップ歌詞は聴こえる音が優先

要するに日本語ラップで韻を踏むというのは母音が完全に正しく合っている必要性はなくて、「聞こえればいいやん」っていうのが実際のところです。

ただ、そもそもラップで韻が踏まれるのは元々アメリカなんかの英語圏では韻文=詩だという認識が大きいということもあるし、韻を踏むためにラップするんではなくてラップするために韻を踏むっていうのが重要なポイントの1つ。

ようはリズムよくラップするために韻があるんだよーっていう事ですね。

ただ、本来の意味ではそういう韻だけれど、MCバトルなんかでは長く踏んでる方がカッコイイ感じがしたり、実際に音源でも韻を踏みまくるのを武器にラップしてる人も多いよね。

でもそれはそれで全然問題ないというか、日本語ラップが楽しいと感じられる1つのポイントだと個人的には思ってます。

モンスターFORKの曲紹介

とまあ、せっかく韻についての記事を書いたんで今やフリースタイルダンジョンのモンスターで注目度が上がってるアイスバーンの曲を紹介しておこうと思います。

今だとどうしてもR指定やムートンが注目されがちだけど、FORKは元々フリースタイルではめちゃくちゃ人気なラッパーだし、とにかく韻を踏みまくるスタイルで有名です。

彼の所属するICE BURNの楽曲も韻を踏みまくるスタイルだし、それは10年前のこの曲を聴いてもよく分かるよ!

逆に韻は少なくともガッツリ乗れる曲

2000年前後、明らかに1つ突出したスキルで名古屋のシーンと全国のラッパーに愛されたTOKONA-X

彼については個別にまたピックアップしたいんだけど、リズムに乗るという意味の韻はこの曲が個人的には好きです。


韻を踏んでる単語とかは別に他愛もないんだけど、ビートへの合わせ方、

つまりはフロウは良すぎるからめちゃくちゃカッコイイんです。

78年生まれ、MACCHOやDABO、般若と今やラップ界のスター達と同世代の彼が生きていれば、今頃はもっと大きくなっていたに違いない!

ぶっちゃけ、未だにTOKONAを超えるフロウのラッパーは見たことないくらい彼のラップは高次元の完成されたHIPHP、そして日本語ラップだと思ってます。

この曲は知らないって人でも、最近フリースタイルダンジョンでバトルビートに「知らざあ言って聞かせやSHOW」が使われたから数年前よりは認知度も上がっているでしょう。

R.I.P

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