おざっす。
かなり眠たい。けど今はそれ関係ない。
というわけで前回の【日本語ラップの歴史】vol.3では1999年の世紀末から明けた2000年前後の大きな変化について紹介してみたんだけど、この辺りからいわゆるHIPHOPというジャンルの認知度はかなり広がりを見せて、メジャーマイナーに隔てなく色々なグループが精力的に活動するようになってくる。
全てのアーティストを網羅するのはハッキリ言って無理なので、わりとメジャーな人を中心に紹介しようと思います。
あの人抜けてる、この人抜けてるという感想や意見もあるかもしれないけれど、その辺りに関しては大目に見ていただけるとありがたいです。
Contents
HIPHOPやラップの波及
1999年。Dragon Ashによって音楽文化の1つとして『ラップってカッコイイんだ』と認知された(と思う)HIPHOPは2000年以降は急速に広がりを見せることになる。
それまでは一部のアングラなカルチャーだった音楽が一気にメジャーに広がりを見せる時期が2000年を堺に始まるんだよね。
動員数的にはRIP SLYMEが5万人を超えるイベントを成功させるし、KREVAはソロ初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得する。
一方でそれまではアングラで活動していたグループも徐々にメジャーからデビューしていく。
そして漢.a.k.a.GAMI達によってULTIMATE MC BATTLEも2005年から始動する。
B-BOY PARKから始まった大きなMCBATTLEという意味では2017年現在でも続く、フリースタイルMCにとっては大きな舞台でもある。
KICK THE CAN CREWのデビュー:2001年
引用元:https://www.suruga-ya.jp
B-BOY PARKで既に活躍していたKREVAやLittle、MCU達とDJ SHUHOによるキックザカンクルーがメジャーデビューするのが2001年。同年には山下達郎のクリスマス・イブをサンプリングした『クリスマス・イブRap』で一気に人気グループに成長し、続く『マルシェ』の売上もあり2002年には紅白歌合戦にも出場。
個人的に好きなのはメジャーデビューした後にも関わらずインディーズからもシングルを出していた辺り。勝手な憶測だけど、スゲー揺れてたんだと思うんだよね。
キックはその後2004年まで活躍して活動休止。2017年の復活までは各自ソロでの活躍になる。
個人的にオススメの曲は2001年の『エルニーニョ』と2作目のアルバム『VITALIZER』に収録されている『C’MON EVERYBODY (Remix) feat.INNOSENCE』や『神輿ロッカーズ feat. RHYMESTER』
RIP SLYMEがメジャーで売れまくる:2002年~
引用元:http://www.ripslyme.com/profile/
元々は3MCに2DJで1994年に結成していたRIPは1999年にDragon Ashに誘われた事がキッカケで一気にメジャーの世界へ。
DJ FUMIYAの師匠はEAST ENDのYOGGYであって、若い頃から天才って言われてたくらいコスリがヤバイ。
2001年にメジャーデビュー後、2002年のアルバム『TOKYO CLASSIC』で大ブレイク。SMAPを抑えてオリコンウィークリーチャート1位を取ったこのアルバムをキッカケに不動の人気グループに成長。
2003年にはHIPHOPイベントでは最大級かつ初となる5万人野外イベントも開催、チケットも即日完売するほどの人気だったのが懐かしい。
けど、個人的にはインディーズの頃や1stの『Five』の頃が好きだったりもする。
RHYMESTERのメジャー進出:2001年~
引用元:http://www.sonymusic.co.jp
さんぴんCAMP時代からFG筆頭として活動してきたRHYMESTERも2001年に『ウワサの真相』でメジャーデビューへ。
弟分にあたるキックザカンクルーとは何度も共演しているし、キングオブステージスタイルはそのままに多方面で活躍することに。
ただ、もし誰かに『RHYMESTERの名曲といえば?』と聞かれると96年、さんぴんCAMPの『耳ヲ貸スベキ』や98年の『B-BOYイズム』がクラシックだと思う。
2007年には一度活動休止するも1年未満の2008年には復活。
その後2010年にリリースされた『ONCE AGAIN』で本格的に再始動へ。この曲は多くのラッパーがREMIXを発表しているし、ZEEBRA、DABO、TWIGY、とRHYMESTERの本家REMIXもマジでカッコイイです。
餓鬼レンジャーもメジャーへ:2001年~
引用元:http://profile.ameba.jp/gakiranger
94年結成、レペゼン九州として98年から既にインディーズでは評価の高かった餓鬼レンジャーも2001年には『火の国SKILL』でメジャー進出。
同年のメジャー1作目にアルバム『UPPER JAM』はこの年代ではかなりのクラシック候補だと言えるかも。というか、個人的に好きなだけ(笑
実際に評価も高かったし、その後も『ラップ・グラップラー餓鬼』とか、ちょっと異彩を放ってたよね。それでいて韻硬いし、メロディックで聴きやすい。
公式ブログのプロフィールが既に面白いので、読んでみることをおすすめします(笑
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